こんにちは、タイプ診断コンサルタントの林田さゆりです。
「なんで、まだできていないの?」
「どうして、そんなことしたの?」
本当は理由を知りたかっただけなのに、相手が黙ってしまったり、言い訳が返ってきたり。そんな経験はありませんか?
責めるつもりはなく、力になりたかっただけ。それなのに、なぜか話がそこで止まってしまう。
今日は、コーチングで大切にしている「問いかけ方」から、相手が自分で考えはじめる質問の言いかえをお伝えします。
「なんで?」は、責める言葉に聞こえやすい
「なんで?」「どうして?」は、ふだんよく使う言葉です。聞く側には、責める気持ちがまったくないことがほとんどです。
けれど聞かれた側は、「怒られている」「ダメだと言われている」と受け取りやすいのです。
特に、うまくいかなかった場面での「なんで?」は、相手の頭の中を「言い訳を探す」ほうへ向けてしまいます。その結果、本当の理由や、相手の考えが出てきにくくなります。
「なぜ」を「何が」「どうしたら」に言いかえる
そこでおすすめしたいのが、「なぜ」を「何が」「どうしたら」に言いかえることです。
- 「なんでできなかったの?」→「何がいちばん大変だった?」
- 「どうして連絡くれなかったの?」→「何があったのか、聞かせてもらえる?」
- 「なんでやらないの?」→「どうしたら、始めやすくなりそう?」
「何が」と聞かれると、相手は自分を守ることより、状況をふり返ることに気持ちが向きます。
「どうしたら」と聞かれると、次の一歩を自分で考えはじめます。
知りたいことは同じでも、言葉ひとつで、返ってくる答えが変わるのです。
過去を問いつめるより、これからに目を向ける
コーチングでは、原因を問いつめることよりも、「これからどうしたいか」に目を向けることを大切にしています。
過ぎたことは変えられませんが、これからの行動は、相手自身が選ぶことができます。
「本当は、どうなったらうれしい?」
「そのために、まず何ならできそう?」
こんな問いかけは、相手の中にある答えを、そっと引き出してくれます。
この問いかけは、自分自身にも使えます。うまくいかなかった日に「なんで私は…」と自分を責めそうになったら、「何があれば、うまくいきそう?」と自分にたずねてみてください。
今日、「なんで?」と言いそうになったら、ひと呼吸おいて、「何が?」に言いかえてみませんか。
問いかけは、相手を信じているというしるし
答えを教えるのではなく、問いかける。それは、相手を「答えを持っている人」として向き合うことでもあります。
人は、誰かに言われた答えより、自分で見つけた答えのほうが、動きだしやすいものです。
言葉を少し変えるだけで、職場でも家庭でも、会話の空気はやわらかく変わっていきます。
まずは今日、ひとつの「なんで?」から。あなたの問いかけが、身近な人の一歩をそっと後押しするきっかけになりますように。
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林田さゆり|タイプ診断コンサルタント
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